こんにちは。
久しぶりに記事を書くことにしました!
(2022.3.13 写真とDA50-135情報を追加し、内容更新しました)
今夏、新DAスターレンズのHD DA*16-50mmが
発売され話題になっていますね。
ペンタキシアンとしては嬉しい限りです。
さて、旧となったsmc版ですが、
じゃじゃ馬と呼ばれながらも
素晴らしい性能を持っていました。
そのじゃじゃ馬と呼ばれる所以は
SDMの故障と片ボケでした。
片ボケ調整はメーカーしか無理です。
ただSDMの故障は
個人で比較的容易に対応できます。
SDMを無効化し、ボディ側のモーターで
AFを駆動させれば良いわけです。
ただ、そのためにはレンズのROMを
書き換える必要があります。
方法はネット上を探せばすぐわかるのですが、
日本語で紹介されているのは少ないので
ここに方法を記そうと思います!
では、行きましょう!
※全て自己責任でお願いします。私は一切責任を取れません。
★★メインステップ★★
1. カメラのデバッグモードにアクセス
↓
2. デバッグモードで、オリジナルのレンズROMを保存する
↓
3. レンズROMを編集する
↓
4. 編集したレンズROMを、デバッグモードで書き換える
↓
5. デバッグモードから出る
■ステップ1
まずは、デバッグモードに入れるカメラを用意します
。
なお、今回はK-mを使っています。
レンズを装着した状態でデバッグモードにアクセスします。
※デバッグモードのアクセス方法は、カメラによって異なる&色んなサイトで紹介されているため、ここでは省略します。
■ステップ2
十字キーを使用して次の項目に移動します。
「LENS EEPROM SAVE」
※カメラの機種によって名称が異なる
この項目を選択しOKボタンを押すと、レンズEEPROMがSDのルートに保存されます。
SDカードを抜き、レンズEEPROM(LENSEEP.LNSファイル)のコピーして、PCのどこかにバックアップを取りましょう。
■ステップ3
レンズEEPROMを編集します。
《Notepad++を使う》
Notepad++という無料ソフトをインストールし、このソフトで、LENSEEP.LNSファイルを読み込みます。
※Notepad++のインストール方法は省略
次の行の、03列に記載されているコード「C0」を「80」(ハチゼロ)に書き換えます。
【DA16-50の場合】
・ 0020
・ 0060
・ 00A0
・ 00E0
・ 0120
・ 0160
・ 01A0
・ 01E0
・ 0220
・ 0260
・ 02A0
・ 02E0
・ 0320
・ 0360
・ 03A0
・ 03E0
【DA50-135の場合】
・ 0020
・ 0060
・ 00A0
・ 00E0
・ 0120
・ 0160
・ 01A0
・ 01E0
・ 0220
・ 0260
・ 02A0
・ 02E0
・ 0320
・ 0360
・ 03A0
・ 03E0
・ 0420
・ 0460
・ 04A0
・ 04E0
・ 0520
・ 0560
・ 05A0
・ 05E0
・ 0620
・ 0660
・ 06A0
・ 06E0
・ 0720
・ 0760
・ 07A0
・ 07E0
書き換え終わったら上書き保存し、SDカードのルートにファイルを保存します。
※ボディ内で行う方法もあるようですが、試していないので紹介しません。
■ステップ4
編集したLENSEEP.LNSファイルをSDカードのルートに保存し、デバッグモードを使い、ファイルを読み込みます。
ファイルを読み込むには、次の項目に移動し、OKボタンを押して完了まで待ちます。
「LENS EPPROM LOAD」
※カメラの機種によって名称が異なる
■ステップ5
デバッグモードで次の項目に移動し、OKボタンを押しデバッグモードを終了します。
(ENをDISに変えてOKを押す)
「DEBUG_MODE」
普通のメニューでSDカードをフォーマットし、データを削除しておきましょう。
これで完了です。一眼レフでレンズ動作を確認してみてください。
あなたのレンズは、ギュインギュインとボディ内モータで駆動しはじめるはず!
SDMを再使用できるようにするには、オリジナルのLENSEEP.LNSファイルを再ロードする必要があります。
以上、参考になれば!