今回の主人公は
MZ-3 Special Edition
です!
このカメラは「MZ-3 Special Package」として
FA 43mm F1.9 Limitedとセットで
2000台発売された限定版のカメラです。
外観が少し異なるだけで
機能は普通のMZ-3と同じです。
コンパクトながら使いやすく
僕の愛用のカメラの一つで、
スナップにうってつけのカメラです。
しかし、このカメラにも
一つだけ問題点があります。
それは...
そう、「2019年問題」です。
このカメラのデータバックは、
2019年までなのです。
つまりもう後半年しか持ちません。
そのため他のカメラから
流用しなければなりません。
そこで登場するのが
ジャンクのMZ-7くん。
MZシリーズによくある
ピニオンギアの破損により
ミラーアップしたままになっています。
写真の通りお値段は600円、
カメラのナニワで購入したジャンクです。
彼のデータバックFGは2049年まで
日付が表示できます。
MZシリーズの裏蓋は共通の形ですので
そのままMZ-3 Special Editionと
入れ替え可能です。
ですが、実際に入れ替えてみると...
うーん、これはダサい.........
MZ-3 Special Editionの
グリップ部はダークブラウンのため、
ブラックの裏蓋はどうしても
浮いちゃいますね。
そう、このダークブラウンは
結構色が違うんです。
このまま使うには
データバックの機構を
入れ替えなければいけません。
そのため、
移植手術を敢行することにしました。
まずは、裏蓋を並べます。
フィルムの圧板を外します。
上のMZ-7の裏蓋には
「'00.11.20」
一方、下のMZ-3 SEの裏蓋には
「'98.6.15」
とありました。検品日なのでしょうね。
同じデータバックFGですので
ねじの位置が一緒です。
なので単純にネジを外して入れ替えます。
ちなみに、本体との接続ピンの上のネジは
外さなくても入れ替えられます。
そして、完成!!!!
これでこのMZ-3 Special Editionは
2049年まで日付を焼き付けることが
出来るようになりました!
まあその頃には
もう電池のCR2やフィルムが
なくなっているかもしれませんが...