はじめての小ネタは、
ペンタックスのMZシリーズの
データバックです。
MZシリーズのデート機能(日付)
であるデータバックは主に2種類あります。
"Data Back FG"と
"Data Back FJ"です。
上が"FG"で、下が"FJ"です。
"FG"は
MZ-5、MZ-10、MZ-3、MZ-7、MZ-5N
"FJ"は
MZ-50、MZ-30、MZ-L
に採用されていたようです。
機能の違いは
パノラマ撮影の対応です。
"FG"はパノラマ撮影に対応しており
パノラマ撮影時には
日付が焼き付けられる位置が変わります。
一方の"FJ"はパノラマ撮影に非対応です。
パノラマ撮影時には日付が写りません。
(そもそも採用機はパノラマ撮影自体が
できません。)
外見はパッと見一緒ですが...
分かりやすい違いは2つ、
”FG”は液晶が右寄りにあり、
設定ボタンから遠い。
"FJ"は液晶が中央にあり、
設定ボタンとの距離が近い。
そして接点ピンの違いです。
"FG"は3ピン、"FJ"は2ピンです。
なぜデータバックを
取り上げたかというと
所謂「2019年問題」に
対処しようと思ったからです。
ペンタックスのデータバックを含め
世間の様々なフィルムカメラの多くは
2019年までしか日付が使えません。
それはどうやらこの機構の製造元の
エプソンがそのように設定して
いたからのようです。
しかし、2049年まで
使えるカメラもあります。
HPの使用説明書を眺めると、
どうやら1997年5月発売のMZ-50からは
2049年まで使えるようです。
しかし、実際の機体を見ると、
MZ-50などでも2019年までの
ものもあります。
2049年までと説明書に書かれている
MZ-7やMZ-3も、2049年のものだけでなく
2019年までしかないものもありました。
この説明書はどういうこと
なんでしょうね?
データバック"FG"も"FJ"も
2019年までのものと
2049年までのものがあるようです。
つまり、MZシリーズのデータバックは
2019年までの“FG”
2049年までの“FG”
2019年までの”FJ”
2049年までの”FJ”
MZ-Sのデータバック
合計5種類あることになります。
ちなみにデータバックでない裏蓋は
こんな感じです。
データバックの話は
次回に続きます...